2008年
06月
04日
(水)
23:48 |
編集
ああ面白かった。
本当に面白かった。
こういう本を読みたかった。多読を始めてからずっと。
最近、多読だから、じゃなくて読みたいから、という理由で英語の本を手に取るようになってます(にやにや)。
(いや、ノンフィクションはまだまだ大きな壁として立ちはだかってはいるけれど。)
アン・タイラー、アメリカ版向田邦子と評してる人がいましたが、なるほどね〜と思いました。この人の小説は、読み始めた瞬間から物語の世界に引きずり込まれるような、魔力のようなものがあります。
普通だったらこんな面白いものは数日で読み終えてしまうのだけど、今回沖縄〜で遊び呆けてたもんでなかなか現実に戻れず、おまけにこの小説の世界観は、沖縄ののんびりした適当さ加減とは相容れないものがあって、しばらく本を手に取れなかったくらい。それくらいの威力でした。私には。こういう時は痛くもかゆくもならないダニエルスティールだなあ。
旅行で遊んでた私が適当なんであって、沖縄の人が適当とかいう意味ではないですよん。
おっと、本の話を。
第二次世界大戦時、ボルチモアの小さな町で、マイケルは店に飛び込んで来たポーリーンに一目惚れ。二人はそのまま恋に落ちます。マイケルは志願して軍隊に入るものの、負傷して除隊、そして二人は結婚します。
ここまでの第一章がねーCommon Knowledgeというタイトルなんだけど、これに唸ってしまうのです。定着しているあの訳語ではなく、「よくある話」くらいの意味じゃないかと思うんですよね。この作家のこの視線。
勢いで結婚してしまったものの、冷静になってみると性格も人生観も何もかも違う二人。当然のように関係はぎくしゃくし始めます。
これもどこにでもある話、というか夫婦というのはこういうものではないか、と思ってしまいますが、描き方が上手なんですよねえ。そして飄々とした、どこかドライな文章を追っているうちに、いきなり心にぐさっと突き刺さるようなシーンが来たりする訳です。こういう話の進め方、場面の切り取り方。
そして大事件、小事件がおこり月日は流れ・・・アマチュア夫婦はどうなったか。
人生の悲しい事やつらいことをたっぷり描きながらも、どこか拍子抜けしてておかしい。こんな終わり方でもやっぱりこれも「素晴らしき哉、人生」だなあと思わせてしまう作者の(本当は)温かい視線を感じたり。
ちょっとした心のゆらぎとか、ふとした瞬間の何気ない小さな事とか、そんな描写が積み重なって、大きなうねりになっていき、それが感動に変わってどーっと押し寄せてくる感じ。読後はなんともいえない、さみしいような、でもどこかすがすがしいような気分でした。
本当に面白かった。
こういう本を読みたかった。多読を始めてからずっと。
最近、多読だから、じゃなくて読みたいから、という理由で英語の本を手に取るようになってます(にやにや)。
(いや、ノンフィクションはまだまだ大きな壁として立ちはだかってはいるけれど。)
アン・タイラー、アメリカ版向田邦子と評してる人がいましたが、なるほどね〜と思いました。この人の小説は、読み始めた瞬間から物語の世界に引きずり込まれるような、魔力のようなものがあります。
普通だったらこんな面白いものは数日で読み終えてしまうのだけど、今回沖縄〜で遊び呆けてたもんでなかなか現実に戻れず、おまけにこの小説の世界観は、沖縄ののんびりした適当さ加減とは相容れないものがあって、しばらく本を手に取れなかったくらい。それくらいの威力でした。私には。こういう時は痛くもかゆくもならないダニエルスティールだなあ。
旅行で遊んでた私が適当なんであって、沖縄の人が適当とかいう意味ではないですよん。
おっと、本の話を。
![]() | The Amateur Marriage (2006/01/31) Anne Tyler 商品詳細を見る |
第二次世界大戦時、ボルチモアの小さな町で、マイケルは店に飛び込んで来たポーリーンに一目惚れ。二人はそのまま恋に落ちます。マイケルは志願して軍隊に入るものの、負傷して除隊、そして二人は結婚します。
ここまでの第一章がねーCommon Knowledgeというタイトルなんだけど、これに唸ってしまうのです。定着しているあの訳語ではなく、「よくある話」くらいの意味じゃないかと思うんですよね。この作家のこの視線。
勢いで結婚してしまったものの、冷静になってみると性格も人生観も何もかも違う二人。当然のように関係はぎくしゃくし始めます。
これもどこにでもある話、というか夫婦というのはこういうものではないか、と思ってしまいますが、描き方が上手なんですよねえ。そして飄々とした、どこかドライな文章を追っているうちに、いきなり心にぐさっと突き刺さるようなシーンが来たりする訳です。こういう話の進め方、場面の切り取り方。
そして大事件、小事件がおこり月日は流れ・・・アマチュア夫婦はどうなったか。
人生の悲しい事やつらいことをたっぷり描きながらも、どこか拍子抜けしてておかしい。こんな終わり方でもやっぱりこれも「素晴らしき哉、人生」だなあと思わせてしまう作者の(本当は)温かい視線を感じたり。
ちょっとした心のゆらぎとか、ふとした瞬間の何気ない小さな事とか、そんな描写が積み重なって、大きなうねりになっていき、それが感動に変わってどーっと押し寄せてくる感じ。読後はなんともいえない、さみしいような、でもどこかすがすがしいような気分でした。
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